彼の恋人は野球!?
~紗遊side~
試合も終わり、観客や選手がぞろぞろと出てくる中、私は祐太を待っていた。
出口の方をみると祐太の姿が・・。
「祐太、お疲れ様・・。」
「・・・・・。」
「よく頑張ったよ・・、球早かったよ?」
「でも・・でも負けちゃったよ・・。」
「うん・・」
「先輩は最後の試合だったのに・・。」
「うん・・」
「負けたんだよ・・・・・・・・。」
それから祐太は声も出さずに泣いた。
私も泣いてる祐太を黙って見ていた。
だって、いつもは冷たい祐太が野球になるとこんなに熱くなって、それで、泣いてるんだもん・・。
「祐太、よく頑張ったよ、先輩にとっては最後だけど、祐太たちにはまた来年があるじゃん!!来年今年の先輩の分、頑張ろう?ねっ?」
「・・・・うん・・・。」
「じゃぁ、祐太、泣き止もうよ?」
「じゃぁ・・、紗遊からキスして?そしたら泣き止む・・。」
「え・・・・・。」
「してくれないなら、泣く、泣き続ける。」
「えぇー!!!もう・・、しかたない・・。」
チュッ・・・・
「はい、泣き止め!!赤ちゃん!!」
「赤ちゃんじゃ、ねぇーしッ」
「赤ちゃん、赤ちゃん!!」
「くそッ」
この時の祐太の笑顔は最高だったよ・・。
彼の恋人は野球!? 完
試合も終わり、観客や選手がぞろぞろと出てくる中、私は祐太を待っていた。
出口の方をみると祐太の姿が・・。
「祐太、お疲れ様・・。」
「・・・・・。」
「よく頑張ったよ・・、球早かったよ?」
「でも・・でも負けちゃったよ・・。」
「うん・・」
「先輩は最後の試合だったのに・・。」
「うん・・」
「負けたんだよ・・・・・・・・。」
それから祐太は声も出さずに泣いた。
私も泣いてる祐太を黙って見ていた。
だって、いつもは冷たい祐太が野球になるとこんなに熱くなって、それで、泣いてるんだもん・・。
「祐太、よく頑張ったよ、先輩にとっては最後だけど、祐太たちにはまた来年があるじゃん!!来年今年の先輩の分、頑張ろう?ねっ?」
「・・・・うん・・・。」
「じゃぁ、祐太、泣き止もうよ?」
「じゃぁ・・、紗遊からキスして?そしたら泣き止む・・。」
「え・・・・・。」
「してくれないなら、泣く、泣き続ける。」
「えぇー!!!もう・・、しかたない・・。」
チュッ・・・・
「はい、泣き止め!!赤ちゃん!!」
「赤ちゃんじゃ、ねぇーしッ」
「赤ちゃん、赤ちゃん!!」
「くそッ」
この時の祐太の笑顔は最高だったよ・・。
彼の恋人は野球!? 完