二度目は誠実に
おまけSS~恥ずかしいです~
「沙弓ー、お疲れー。はい、どうぞ」
「ありがとうございます……」
私の彼は違う部署にいるのに、毎日用事を見つけては総務部までやって来る。今日も来て、私のデスクに一口チョコを置いていった。
一口で食べれる甘いものはありがたいし、美味しいけど、毎日私のところにだけ置いていくから周りの視線が痛い。
「谷さん、愛されてるねー」
課長が嬉しそうな顔で私のとこに来た。
「いえ、別に」
「ところで、悪いんだけど、これをチェックしてもらえるかな?」
「はい、分かりました」
週末に予定されている部内ミーティングのレジメを渡される。パラパラと捲り、ふと視線を感じてドアのほうを見ると、彼がそこに立っていて、手招きをしていた。
なんだろう?
私はそっと席を立ち、廊下に出た。
「ちょっと書庫までついてきて」
「書庫?」
「うん、一昨年の人事の資料を探したいから手伝ってくれると助かるんだけど」
「ありがとうございます……」
私の彼は違う部署にいるのに、毎日用事を見つけては総務部までやって来る。今日も来て、私のデスクに一口チョコを置いていった。
一口で食べれる甘いものはありがたいし、美味しいけど、毎日私のところにだけ置いていくから周りの視線が痛い。
「谷さん、愛されてるねー」
課長が嬉しそうな顔で私のとこに来た。
「いえ、別に」
「ところで、悪いんだけど、これをチェックしてもらえるかな?」
「はい、分かりました」
週末に予定されている部内ミーティングのレジメを渡される。パラパラと捲り、ふと視線を感じてドアのほうを見ると、彼がそこに立っていて、手招きをしていた。
なんだろう?
私はそっと席を立ち、廊下に出た。
「ちょっと書庫までついてきて」
「書庫?」
「うん、一昨年の人事の資料を探したいから手伝ってくれると助かるんだけど」