そんな僕でも愛してほしい。〜拾われた彼らとの運命〜
『またのご来店、お待ちしていまーす。』
その声が、彼との別れを物語っていた。
ピロリン
別れの始まりを告げたメールの音がまた鳴った。
【ごめんな、光。いきなり別れなんて告げて。光のことが大好きだった。でもそれよりも大好きな人ができたんだ。
俺、勝手だよな。
光、俺なんかよりももっといい人を見つけろよ。光と過ごした日々は本当に楽しかった。
今までありがとう。さよなら、光。
豊橋 流星 】
そのメールを読み終わったとき、私はその場に崩れ落ちて、自然と我慢していたその涙が溢れ出し、止まることはなかった。
こちらこそ、ありがとう。
さようなら。
私の大好きな人。