そんな僕でも愛してほしい。〜拾われた彼らとの運命〜
お母さんは何も言わずに、背中をポンポンと叩いて慰めてくれた。しばらくすると、お母さんは
『今日は美味しいもの食べよっか!どうするなにがいい?
しゃぶしゃぶ?焼き肉?お寿司?なんでもいーよ!』
私を元気づけようとしてくれてるのかな、そう思うと感謝しても仕切れないと思った。
「今日は… うーん… なにがいっかなー?お寿司食べに行こ!」
少し悩んだ末にお寿司に決めた。今日はお寿司の気分だった。
しばらくの間でも流星のことを忘れられれば、気を紛らわせればと思って必死だった。
そうだ!独りになってしまったのだから、ペットでも買っていこう。
そうしたら寂しくなることもないよね。
『じゃあまだ夜ごはんには早いし、家帰る?本当はお姉ちゃんも来れればいいけど、忙しいならしょうがないわね。』
「本当だよね〜。来ればよかったのに…」
くれば良かったのにと二人で嘆きながら、家に帰った。