そんな僕でも愛してほしい。〜拾われた彼らとの運命〜
私の視界に入ったモノ。それはダンボールに入った異物とでも言えばいいだろうか。
「ナニコレ……」
そこには人間。というか男が三人、ぎゅうぎゅう詰めにされて入れられていた。
雨に打たれて体は濡れていて、顔にも泥がついていた。
三人の体の上に乗せられていた、一枚の紙。その中身を開いて、読んでみると
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悪いヤツではありません。
拾ってあげてください。
コイツの父親は年収1300億の超大手企業です。
メリットはあるんじゃないですか?
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なにこれ… 1300億とかもはや異次元!
可哀想だし、ほっといたら恨まれそうだから、持って帰ってあげよう。