ワンコ彼氏に御用心!
私はリクに抱き着いた。

リクの顔を見上げてみるけど、どんどん真っ赤に・・・。

「照れてるの?」

「うるさい。」

リクは片手で口元を覆い、もう片方の手で私の頭を軽くなでた。

「で、駅前のカフェのクロワッサンはいつ買ってきてくれるの?」

「え?なにそれ?俺そんなこと言ってないけど。」

そういって、リクは私の肩に顔をうずめた。

「く、くすぐったいって。」
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