ワンコ彼氏に御用心!
「なーに言ってるの?そばにいなくちゃ俺の事分からないでしょ?」

ホントにヤンデやがる・・・こいつ。

私はしゃがんでいるリクの顔面を蹴ってやろうとしたが、難なくかわされた。

「梨緒、俺は合気道、梨緒は美術部。この差、なんだかわかる?」

知りたくもないよ。

「運動しないからこんなにちっさいんだよ?」

そういって、笑いながら私の頭を軽くつつく。

って、話がずれてる!

「だ、か、らー!リクは社会人だからいいかもしんないけど、私は高校生なの。こんなとこに閉じ込められたら学校いけないでしょ?」
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