p&f.
とにかく早く忘れたかった俺は
なるべくキヨのこと考えないようにしてた。


『カケル行くぞ!』

そういうとタイキに腕を引かれた。

『行くってどこにだよ。』
『ユリさんち!』
『は?!』

俺の話も聞かず
タイキとサクラは駐車場に向かう。

『ユリさん車出してくれるってよ。』
駐車場でタバコを吸って待っていると
大型の車が目の前に止まった。

『きたないですけど、乗ってください。』
2人は遠慮せず乗り込んでいく。

『カケル助手席乗って!後ろのれない!』
『すみません、荷物多くて。』
『あぁ、全然いいよ。』

俺は助手席を開き
ユリの隣に座った。

運転席と助手席の間に置いてあるボックスの中には俺らのCDや他のロックバンドのCDがいっぱい入っていた。
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