p&f.
思い出すと一気に
昨日のことが鮮明に頭に浮かぶ。

ユリの声や表情。
時折切なそうにする顔に俺はまた
いじめたくなって、
ユリのあらゆる場所を探って
ユリに俺との印を付けたんだ。

『つーかキスマークって俺高校生かよ…。』

シャワーを浴び浴室から出て
鏡の前に立つ。
首だけじゃなくて
胸元にもその赤い跡はあった。

『あいつも割と子供なのか…。』
シャツを着て跡が見える部分に
器用にコンシーラーを塗った。

まぁぱっと見分からないようにすると
俺はリビングへ戻った。
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