p&f.
コンコンとノックをすると
中からどうぞと声が聞こえた。


周りに誰もいないのを確認して
ドアを開き中に入る。
カチャという音とともに鍵を閉める。

奥の部屋からユリが顔をのぞかせた。

『カケルさん…?』
ユリの方へ行くと
荷物をベッドに広げて
整理していた。

『どうしたんですか。』

いつものあの笑顔を俺に向ける。
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