p&f.
『ユリさんいくつ?』
『25。』

ツバサの質問に
微笑みながら答える。

『え、俺より年下?』
その落ち着いた雰囲気と態度で
てっきり俺より年上かタメだと思ったら
3個も下だった。
『年上に見えます?』
ユリはまた微笑みながら言った。

微笑んでいるはずなのに
どこか笑ってないその笑顔は
なんだか怖かった。


『いや落ち着いてんなーって。
ほらマヒロさん、あんなんだし。』
ちょっと離れたとこにいるマヒロさんを
指差すとすかさず
『カケルー?聞こえてるけどー?』
と、笑いながら睨みつけてくる。

『まぁ冷めてるってよく言われますね。』

ユリは表情を変えない。
これ以外の顔をすることがあるのだろうか。
ずっと同じ顔して笑っていた。
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