あの日の約束【後】
木曜日。
学校に行っても辛いだけだった。
学校に行ってすぐに
谷口先生に会った。
泣き腫らした目を見られないよう
下を向いて歩いていた…
だけど
腕を捕まえられた―‥
ドキッ
谷口先生を見ることも出来ずに
走って逃げた。
腕はすぐに離れれることが出来た
谷口先生は
「朝倉…」
そう呟いていた。
谷口先生とは…
今は話したくないよ…
人のせいにしちゃいそうで…
そんなことをしたら
自分をもっと嫌いになるって
分かってる。
お願いだから
話したくない…
近づかないで…