二度目の初恋
全く、自分の心の弱さにうんざりしてしまう。
だけどいつまでもこうもしてられない。
もしかしたら時任さんはもう会社にいるかもしれないし・・・
意外とまだ昨日のホテルにいるのかもしれない。
そんなことをあれこれ考えながら鍵を差し込もうとしたときだった。
「円!」
後ろから聞き慣れた声がして鍵を持つ手が止まる。
「お、おはようございます」
慌てて挨拶するが、時任さんの口角の上がったイケメンスマイルとほど遠い物だった。
そして割り込むようにドアの前に立つと鍵を開ける。
小さな声で「入って」というと私より先に入った。
いつもは私を先に招き入れるのに
もしかして昨日の事怒ってる?
爆睡しているのに無理矢理起こすのは悪いと思ったし
でもメモを残したとしても勝手に帰ったのはやっぱりまずかったのかな・・・
悶々としながら時任さんの後に付いていく。
でも逆にこのタイミングで家政婦を辞めたいって言った方が
すんなり頷いてくれるのかもしれない。
そう思った私は小さく深呼吸をして
「時任さん」
「円」
タイミング良く?!2人の声が重なった。
私も驚いたが時任さんも驚いた様子で私を見た。
だけどいつまでもこうもしてられない。
もしかしたら時任さんはもう会社にいるかもしれないし・・・
意外とまだ昨日のホテルにいるのかもしれない。
そんなことをあれこれ考えながら鍵を差し込もうとしたときだった。
「円!」
後ろから聞き慣れた声がして鍵を持つ手が止まる。
「お、おはようございます」
慌てて挨拶するが、時任さんの口角の上がったイケメンスマイルとほど遠い物だった。
そして割り込むようにドアの前に立つと鍵を開ける。
小さな声で「入って」というと私より先に入った。
いつもは私を先に招き入れるのに
もしかして昨日の事怒ってる?
爆睡しているのに無理矢理起こすのは悪いと思ったし
でもメモを残したとしても勝手に帰ったのはやっぱりまずかったのかな・・・
悶々としながら時任さんの後に付いていく。
でも逆にこのタイミングで家政婦を辞めたいって言った方が
すんなり頷いてくれるのかもしれない。
そう思った私は小さく深呼吸をして
「時任さん」
「円」
タイミング良く?!2人の声が重なった。
私も驚いたが時任さんも驚いた様子で私を見た。