二度目の初恋

驚きの提案

「それはお前が悪い」


時任さんに誘われ二次会には参加せず２人で居酒屋に行った。

そして私がどれだけ亮太のことを好きで、この期に及んでまだ

諦めら切れない気持ちを機関銃のようにしゃべりまくった。

だが時任さんの一言に思い切り肩を落とす。


「そうですよね･･･どんなに好きでも告白しなかった私が悪いんですよね。
亮太は私を選ぶって勝手に思い込んでたんです。
でも･･･今日の結婚式を見てたら私は完全に片思いだったんだって思い知らされて
でも、好きだった年月が長すぎてどうやったら亮太のことを諦められるのか･･････」

だが悩みはそれだけではない。

この後、亮太達はハワイへ新婚旅行に行くことになっている。

そして帰国後に新婚生活が始るのだが、なんと私の家の隣の実家だというのだ。

といっても仮住まい。

今、実家の近くに家を建てているらしいのだが完成が１ヶ月後。

それまでは実家で新生活を送ると亮太のお母さんから聞いたと私の母が

教えてくれた。

いくら１ヶ月だといっても隣に亮太と奥さんが住むと聞いて

はいそうですか

とはとてもじゃないが言えないし受け入れられない気持ちがあって

凄く憂鬱なのだ。
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