二度目の初恋
不満なんじゃない。
ただ単に自分が弱いだけ。
好きだと気付かなければこんな思いもこんな考えも出てこなかった。
100%片思いなのにこれ以上一緒にいて今以上に好きになったら
もう一生立ち直れないって思ったんだもん!
とは言えず・・・
なんて言おう、なんて言おうと言葉を探していた。
すると時任さんは虚ろな目で私を見た。
「一緒にいたくないのは俺の事が嫌いだから?」
「ち、違います。そういうのじゃなくて・・・」
まさかこんな返しが来るとは思ってもいなかった私は
咄嗟に否定したが、本当の理由が言えない。
そして私が口ごもると「じゃあ、なんでだ?」と時任さんは理由を求める。
この繰り返しだ。
だめだ。
このままでは本当の事を言うまで永遠に続きそうだ。
仕方がない。あんあり言いたくはないけど・・・
「私がいると・・・時任さんのプライベートな時間が削られるんじゃないんですか?」
私がいると時任さんの恋愛の邪魔になる事を遠回しに言ってみた。
だって感のいい時任さんなら私の言いたい事もすぐにわかると思ったからだ。
だけど時任さんの返事は意外な「削られてないから問題ない」だった。
もう!なんでこう、言っても言ってもうまく話が治まらないの?
結局私が素直に時任さんの言う通りにすればいいんだよね・・・
「わかりました・・・ではお言葉に甘えて今まで通りよろしくお願いします」
時任さんは小さく頷くと何も言わず
無言の夕食となった。
ただ単に自分が弱いだけ。
好きだと気付かなければこんな思いもこんな考えも出てこなかった。
100%片思いなのにこれ以上一緒にいて今以上に好きになったら
もう一生立ち直れないって思ったんだもん!
とは言えず・・・
なんて言おう、なんて言おうと言葉を探していた。
すると時任さんは虚ろな目で私を見た。
「一緒にいたくないのは俺の事が嫌いだから?」
「ち、違います。そういうのじゃなくて・・・」
まさかこんな返しが来るとは思ってもいなかった私は
咄嗟に否定したが、本当の理由が言えない。
そして私が口ごもると「じゃあ、なんでだ?」と時任さんは理由を求める。
この繰り返しだ。
だめだ。
このままでは本当の事を言うまで永遠に続きそうだ。
仕方がない。あんあり言いたくはないけど・・・
「私がいると・・・時任さんのプライベートな時間が削られるんじゃないんですか?」
私がいると時任さんの恋愛の邪魔になる事を遠回しに言ってみた。
だって感のいい時任さんなら私の言いたい事もすぐにわかると思ったからだ。
だけど時任さんの返事は意外な「削られてないから問題ない」だった。
もう!なんでこう、言っても言ってもうまく話が治まらないの?
結局私が素直に時任さんの言う通りにすればいいんだよね・・・
「わかりました・・・ではお言葉に甘えて今まで通りよろしくお願いします」
時任さんは小さく頷くと何も言わず
無言の夕食となった。