二度目の初恋
君に会う前から恋してた
そして作戦当日。
予定通り私と聡は理人を無事KUMIKOさんのいるイベント会場へと送り届けた。
聡のスタッフさんの運転する車に乗り込もうとしたら案の定週刊誌の記者に呼び止められた。
だけど理人だと思った記者が聡を見てかなり驚いた。
「え?時任さん?」
なんと声を掛けた記者は聡と顔見知りだったのだ。
「お前誰と勘違いしてんだよ」
かなりのドヤ顔に記者はペコペコと頭を下げる。
「すみません。俺てっきりSEEDの理人かと思っ!あっしまった」
理人と言った後にバツの悪そうな表情を浮かべる記者に聡は口角をあげる。
「へ~~もしかして俺、アイドルに間違えられた?」
詰め寄る聡に記者は圧倒されてそそくさと退散した。
そんなやりとりを横で見た私も圧倒された。
だけどあれだけのアイドルになるとまわりは敵だらけ。そういう中でみんなと同じ様に恋愛するのは
本当に難しい事なんだってわかった気がする。
「あの二人…いい方向に向かってくれるといいな~」
呟く様にいう私に聡は小さく頷きながらも
「そうなってくれないと困るよ。そうじゃなくても俺KUMIKO絶対怒られるわ」
今回の作戦のことをKUMIKOさんは知らない。
今頃びっくりして、でも怒ってるかも。
「フフッ。そうかもしれない」
聡がKUMIKOさんに怒られている姿を想像したら笑えてきちゃった。すると理人に変装した
聡が私の肩をがしっと抱き寄せた。
「笑ってられるのも今のうちだからな」
なにかを企んでいるようにほくそ笑んだ。
そしてスタッフの運転する車に乗り込むと車は走り出した。
予定通り私と聡は理人を無事KUMIKOさんのいるイベント会場へと送り届けた。
聡のスタッフさんの運転する車に乗り込もうとしたら案の定週刊誌の記者に呼び止められた。
だけど理人だと思った記者が聡を見てかなり驚いた。
「え?時任さん?」
なんと声を掛けた記者は聡と顔見知りだったのだ。
「お前誰と勘違いしてんだよ」
かなりのドヤ顔に記者はペコペコと頭を下げる。
「すみません。俺てっきりSEEDの理人かと思っ!あっしまった」
理人と言った後にバツの悪そうな表情を浮かべる記者に聡は口角をあげる。
「へ~~もしかして俺、アイドルに間違えられた?」
詰め寄る聡に記者は圧倒されてそそくさと退散した。
そんなやりとりを横で見た私も圧倒された。
だけどあれだけのアイドルになるとまわりは敵だらけ。そういう中でみんなと同じ様に恋愛するのは
本当に難しい事なんだってわかった気がする。
「あの二人…いい方向に向かってくれるといいな~」
呟く様にいう私に聡は小さく頷きながらも
「そうなってくれないと困るよ。そうじゃなくても俺KUMIKO絶対怒られるわ」
今回の作戦のことをKUMIKOさんは知らない。
今頃びっくりして、でも怒ってるかも。
「フフッ。そうかもしれない」
聡がKUMIKOさんに怒られている姿を想像したら笑えてきちゃった。すると理人に変装した
聡が私の肩をがしっと抱き寄せた。
「笑ってられるのも今のうちだからな」
なにかを企んでいるようにほくそ笑んだ。
そしてスタッフの運転する車に乗り込むと車は走り出した。