二度目の初恋
直そうとフォトフレームを起こすとそこには
楽しそうにピースサインをしている時任さんと女の人・・・そし亮太が写った写真だった。
時任さんは今よりも随分髪の毛も長く、緩やかなパーマがかかっていたし
インドアな亮太にしてはかなりアウトドアな服装をしてこれまた
凄く楽しそうな笑顔を向けていた。
おそらくこれは亮太が美大生だった頃だろう。
そして一番気になったのがこの2人に挟まれ真ん中に写っている女の人だ。
動きのあるショートカットにクリッとした大きな目、顔は両サイドの男二人と比べると
凄く小さく、笑顔がとても素敵なかわいい人だった。
大学生の頃、亮太の話しはいつも課題が多いとか作品に対する話がほとんどで
それこそ結婚式で時任さんから自己紹介されるまで
亮太の交友関係は皆無に近かったから女友達の存在に不思議な感覚に襲われた。
「こんなかわいい人と友達だったんだ~」
ぼそっとつぶやきながら女の子をガン見していたのだが
なんだろう……初めての感じがしないのだ。
もちろんしゃべったことも会ったこともない。
だけど、どっかで見たことのあるようなないような……
そんなことを思いながらフォトフレームを置いた。
楽しそうにピースサインをしている時任さんと女の人・・・そし亮太が写った写真だった。
時任さんは今よりも随分髪の毛も長く、緩やかなパーマがかかっていたし
インドアな亮太にしてはかなりアウトドアな服装をしてこれまた
凄く楽しそうな笑顔を向けていた。
おそらくこれは亮太が美大生だった頃だろう。
そして一番気になったのがこの2人に挟まれ真ん中に写っている女の人だ。
動きのあるショートカットにクリッとした大きな目、顔は両サイドの男二人と比べると
凄く小さく、笑顔がとても素敵なかわいい人だった。
大学生の頃、亮太の話しはいつも課題が多いとか作品に対する話がほとんどで
それこそ結婚式で時任さんから自己紹介されるまで
亮太の交友関係は皆無に近かったから女友達の存在に不思議な感覚に襲われた。
「こんなかわいい人と友達だったんだ~」
ぼそっとつぶやきながら女の子をガン見していたのだが
なんだろう……初めての感じがしないのだ。
もちろんしゃべったことも会ったこともない。
だけど、どっかで見たことのあるようなないような……
そんなことを思いながらフォトフレームを置いた。