二度目の初恋
「あの・・・亮太のことご存じなんですか?」
しおりさんは時任さんに話してないの?と言いたげに睨んだ。
「俺と亮太と・・・・・・彼女は大学の同級生なんだ」
時任さんの表情が一瞬、曇った様に見えた。
と同時に私は先日掃除中に見たフォトフレームのことを思い出した。
あの3人で写ってた写真の女性は池下しおりだったのだと・・・・・・
だからどこかで見たことがあると思ったんだ。
今はしなやかなロングヘアーでそれが彼女のウリでもある。
でもあの写真ではショートヘアーで・・
私は亮太のことがずっと好きで誰よりも亮太のことを知っていると
思っていたけど実際は知らないことだらけだった。
時任さんの事も、池下しおりが友達だったことも・・・
私は今まで亮太のどこをみていたんだろう・・・
「そう・・・だったんですか。は、初めまして、私小鳥遊円と言います。
こういうの本当に初めてで右も左もわからないですがよろしくお願いします」
90度に頭を勢いよく下げる。
「円さん、頭を上げて。私はあなたに会えて凄くラッキーなんだから」
「え?」
驚いて顔を上げると時任さんが「俺は準備があるから行くよ」と小声で囁いたが
なんとなくだが違和感を感じた。
しおりさんは時任さんに話してないの?と言いたげに睨んだ。
「俺と亮太と・・・・・・彼女は大学の同級生なんだ」
時任さんの表情が一瞬、曇った様に見えた。
と同時に私は先日掃除中に見たフォトフレームのことを思い出した。
あの3人で写ってた写真の女性は池下しおりだったのだと・・・・・・
だからどこかで見たことがあると思ったんだ。
今はしなやかなロングヘアーでそれが彼女のウリでもある。
でもあの写真ではショートヘアーで・・
私は亮太のことがずっと好きで誰よりも亮太のことを知っていると
思っていたけど実際は知らないことだらけだった。
時任さんの事も、池下しおりが友達だったことも・・・
私は今まで亮太のどこをみていたんだろう・・・
「そう・・・だったんですか。は、初めまして、私小鳥遊円と言います。
こういうの本当に初めてで右も左もわからないですがよろしくお願いします」
90度に頭を勢いよく下げる。
「円さん、頭を上げて。私はあなたに会えて凄くラッキーなんだから」
「え?」
驚いて顔を上げると時任さんが「俺は準備があるから行くよ」と小声で囁いたが
なんとなくだが違和感を感じた。