二度目の初恋
2コール目ででた声はハイテンションだった。
『聡じゃん!元気?ってか何年ぶりかしら・・・』
「2年?ってか電話してるだろ?先週だって-」
『それは仕事のでしょ。私が言ってんのはプライベートのこっちの番号の方よ』
電話の相手は池下しおり
好きな顔になりたい女優ナンバーワンでドラマ、映画に引っ張りだこの人気女優で
俺の元カノ
あいつがまだ芸能界に入る前、大学2年の時につきあい始めた。
そして1年後にしおりはスカウトされあれよあれよと芸能界のみちへと進んだ。
だが、現実は厳しい物で芸能界に入ったからと言って活躍する場はほとんどなく
女優の仕事も脇役がほとんど、目をこらしてないとわからなかったり
実際にドラマを見てもカットされたのか写ってなかったことも多々あった。
このままでいいのか・・・自分の選択はまちがってたのかな?
たまのデートも愚痴や悩みを聞く事が多くなり
そんなしおりをみているのは辛かったし、
あの頃、しおりの幸せが芸能界にあるとは思えなかった俺は
大学卒業と同時にイベント会社を立ち上げ、しおりにプロポーズをした。
一度はOKしてくれたものの、
「ごめんやっぱり結婚できない。確かに女優をを辞めて聡と結婚したら
きっと幸せで・・・楽な人生を歩めると思う。
だけどそれはたんなる逃げだと思ったの。自分の決めた仕事を途中で放棄して
聡を自分の逃げ道にしたくないの」
と断られた。
当時の俺はまわりが見えなくて断られても受け入れられず
二人で協力すれば乗り越えられるとか、お互いに好きなのに何で別れる必要があるのか?とか
しおりがどんな思いでノーと言ったのかも考えず自分の思いだけを押しつけていた。
だから別れてから3年ぐらいはずるずると気持ちを引きずっていた。
だけど、しおりが女優として活躍するようになった時にしおりが俺との結婚を蹴ってまでやりたかった事
をようやく理解し、応援する気持ちが沸いて、同時に彼女への思いも吹っ切れた。
『聡じゃん!元気?ってか何年ぶりかしら・・・』
「2年?ってか電話してるだろ?先週だって-」
『それは仕事のでしょ。私が言ってんのはプライベートのこっちの番号の方よ』
電話の相手は池下しおり
好きな顔になりたい女優ナンバーワンでドラマ、映画に引っ張りだこの人気女優で
俺の元カノ
あいつがまだ芸能界に入る前、大学2年の時につきあい始めた。
そして1年後にしおりはスカウトされあれよあれよと芸能界のみちへと進んだ。
だが、現実は厳しい物で芸能界に入ったからと言って活躍する場はほとんどなく
女優の仕事も脇役がほとんど、目をこらしてないとわからなかったり
実際にドラマを見てもカットされたのか写ってなかったことも多々あった。
このままでいいのか・・・自分の選択はまちがってたのかな?
たまのデートも愚痴や悩みを聞く事が多くなり
そんなしおりをみているのは辛かったし、
あの頃、しおりの幸せが芸能界にあるとは思えなかった俺は
大学卒業と同時にイベント会社を立ち上げ、しおりにプロポーズをした。
一度はOKしてくれたものの、
「ごめんやっぱり結婚できない。確かに女優をを辞めて聡と結婚したら
きっと幸せで・・・楽な人生を歩めると思う。
だけどそれはたんなる逃げだと思ったの。自分の決めた仕事を途中で放棄して
聡を自分の逃げ道にしたくないの」
と断られた。
当時の俺はまわりが見えなくて断られても受け入れられず
二人で協力すれば乗り越えられるとか、お互いに好きなのに何で別れる必要があるのか?とか
しおりがどんな思いでノーと言ったのかも考えず自分の思いだけを押しつけていた。
だから別れてから3年ぐらいはずるずると気持ちを引きずっていた。
だけど、しおりが女優として活躍するようになった時にしおりが俺との結婚を蹴ってまでやりたかった事
をようやく理解し、応援する気持ちが沸いて、同時に彼女への思いも吹っ切れた。