守神と大黒柱と示指?
Tape事業以外では品質よりも納期短縮が優先して求められることで、品質は従来からの品質を踏襲できれば良いとの判断をHelp社もしている。

納期が一番問題で、古い段階で受付したものが作業場の奥にあり、出荷されないので、納期のクレームが無くならない。

先入れ先だしの考え方を定着させずに、作業者の自由裁量に任せた結果、作業者が簡単なものを選んで処理をする優先するためだ。

多少効率が落ちても、順番を守った処理に変えるように朝礼で説得をした。

日々入荷量が変動し、その入荷量が入荷しないとボリュームが分からないため、戦力を合わせることができない。

当日ボリュームがわかって、戦力が不足するとなっても、当日中に人材派遣会社から投入することはできない。

そこで、Help社と検討して、ロットで発注する海外調達品の発注情報で、国内に入荷するデータか、入荷したデータをH社の中で収集できないか検討してもらうことにした。

入荷予定データで3~5日後の入荷ボリュームが予測できるので、そのデータをメールで貰うようにした。

一方、入荷予定データから算出したボリュームから必要人員を予測し、短期要員と長期要員で必要人員を予測し、短期要員の調達を人材派遣会社と調整し、短期要員の増減で入荷量と戦力の一致を推進させるようにした。

長期要員が不足する場合は、現状の短期要員を長期要員の補助に付け、残業でカバーする形で調整する。

何となく、やり方が見えてきた?

さらに、細かなことを検討すべきなので、作業工程の入口から出口までを主任にヒアリングし、業務フローを作成しようと話し合った。

そのフローを見て、二人で検討することはもちろんだが、作業員にも見てもらい徹底や、前後の作業との連携強化に繋げられれば良いと判断した。

検査課もTape事業がすんなり移管できたので、業績的にも毎月コンスタントに1千万円の売上を計上できるようになった。

「万歳、ばんざーい!」
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