守神と大黒柱と示指?
第12章・妻の発病
1.妻の病気が突然?
大黒柱は、退院してすぐの頃に検査課も任されたため、指の痛みが消えないのに仕事も相当忙しくなった。
指のことがまだまだ気になる頃だったので、寝る時にも気を使っていた。
寝相が悪いので、寝ぼけて指が下敷きにならないように、寝る時には左手を布団から真横に出し、手の下にマクラを置いて、タオルを被せて寝ている。
大黒柱の右側は窓で屋外にはベランダがあるので、夜中に跨いで通ることは無い。
妻は、大黒柱の左手側に寝ていても、寝相が良いので、大黒柱は心配はしていない。
大黒柱のいびきがうるさいので、妻は早く寝るようにしている。
その日も、妻が先に寝ているところに、壁にある電気のスイッチを切り、真っ暗の中を手探りで妻を跨いで、自分の布団に潜り込んだ。
数時間が経過した頃、意識の向こうから、突然やってきた。
それも真夜中に、「う~~う~~!」と低い声で、うめくような声が遠くの方から聞こえる。
段々と声が大きくなり、瞬間的に隣からだとわかった。
何か獣でも居るのかと隣を見ると布団が丸まっていて、小刻みに震えている。
隣には妻が寝ているはずだし、普段は寝反りも打たない方なのに、布団の中のから「う~~う~~」と聞こえる。
ただ事ではない。恐る恐る「大丈夫か?」と声をかけた。
「大丈夫じゃない!」「寒い~、痛い~~う~~」とっさに起き上がったが、どうしたら良いかわからない。
「病院に電話してみようか?」と聞くと「うん~」と答えた。
「うん」なのか、「う~~、う~~」なのかはっきりしなかったが、夜中なので緊急医療体制のある医療センターに電話。
当番医が直接出たので、「寒い~、痛い~~、う~~と、言いながら海老のように丸くなって震えています」と、妻の状態の説明をした。
すると「痛いのを通り過ぎて、寒く感じているのでしょう」と言われたので、妻が言っていた「寒い~、痛い~」という謎が説けた。
そんなことを考えている場合ではない。
「どうしたら良いですか?」と聞くと、「一時的な場合もあるので、毛布を何重にも着せて暖かくして様子を見てください」と言われた。
「とりあえず、温かくしてみます」と言って電話を切った。
指のことがまだまだ気になる頃だったので、寝る時にも気を使っていた。
寝相が悪いので、寝ぼけて指が下敷きにならないように、寝る時には左手を布団から真横に出し、手の下にマクラを置いて、タオルを被せて寝ている。
大黒柱の右側は窓で屋外にはベランダがあるので、夜中に跨いで通ることは無い。
妻は、大黒柱の左手側に寝ていても、寝相が良いので、大黒柱は心配はしていない。
大黒柱のいびきがうるさいので、妻は早く寝るようにしている。
その日も、妻が先に寝ているところに、壁にある電気のスイッチを切り、真っ暗の中を手探りで妻を跨いで、自分の布団に潜り込んだ。
数時間が経過した頃、意識の向こうから、突然やってきた。
それも真夜中に、「う~~う~~!」と低い声で、うめくような声が遠くの方から聞こえる。
段々と声が大きくなり、瞬間的に隣からだとわかった。
何か獣でも居るのかと隣を見ると布団が丸まっていて、小刻みに震えている。
隣には妻が寝ているはずだし、普段は寝反りも打たない方なのに、布団の中のから「う~~う~~」と聞こえる。
ただ事ではない。恐る恐る「大丈夫か?」と声をかけた。
「大丈夫じゃない!」「寒い~、痛い~~う~~」とっさに起き上がったが、どうしたら良いかわからない。
「病院に電話してみようか?」と聞くと「うん~」と答えた。
「うん」なのか、「う~~、う~~」なのかはっきりしなかったが、夜中なので緊急医療体制のある医療センターに電話。
当番医が直接出たので、「寒い~、痛い~~、う~~と、言いながら海老のように丸くなって震えています」と、妻の状態の説明をした。
すると「痛いのを通り過ぎて、寒く感じているのでしょう」と言われたので、妻が言っていた「寒い~、痛い~」という謎が説けた。
そんなことを考えている場合ではない。
「どうしたら良いですか?」と聞くと、「一時的な場合もあるので、毛布を何重にも着せて暖かくして様子を見てください」と言われた。
「とりあえず、温かくしてみます」と言って電話を切った。