守神と大黒柱と示指?

6.介護保険の申請

髪が伸びて邪魔な時に散髪に行くのは当たり前。

だが、地元のことや高齢者のことを知りたい時にも、お店に行って相談している。

今回も、散発して貰いながら、お婆さんの介護について相談した。

早速、「介護保険証あるよね?」と言われた。



介護保険証が発行されていることも知らなかった。

介護には、大きく要支援と要介護の2種類に別れていて、それぞれ等級で段階が決められ、受けられるサービスや回数が異なっている。

等級を決める時は、医者の意見書と市役所で発行している申請書を出すと、市役所から審査する人が家まで来てどの程度の介護が必要かを審査する。

審査した資料を持ち寄って、どこの介護施設に入ってもらうか決めるようだよ。

申請から1ケ月以上はかかるので、早く申請を出して等級も決めてもらった方が良いよ。

お婆さんだと急に具合が悪くなったり、転んで骨折したりするから準備しておかないと。

それに、病室まで審査に来てくれるからその方が良いのでは?

因みに、「家の婆さんは、たんぽぽ介護センターに行ってるよ!」と散髪屋が言う。

「何が違うの?」と聞くと。

よく有るのは、車で連れて来るのは一緒でも、ただテレビを見せて1日を過ごさせる所はダメ。

少しはリハビリをやらないと体が動かなくなるから…。

だから、介護センターに入れても、リハビリしないので動けなくなった人もいるみたいよ。

リハビリができる設備が用意されているか、若い子がいて、元気かどうかを実際の場所に言って確認してこないとダメだ。

「なあーる、ほど!」

今までは、大黒柱家として無関係なことだとして考えもしなかったが、色々な条件がありそうなので至急勉強しないとだめだと思った。

この話しを妻にして、市役所から提出資料を貰ってくるように言った。

手続きは、お婆さんが入院している病院でもOKだって。
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