守神と大黒柱と示指?
8.治る部分と治らない部分
どの程度治るか、または治らないのか、ベテランの医者から説明がありました。
「僕」の場合は、第二関節の部分を斜めに数ミリの幅で切り取られているので、関節はつくれないから、曲げたままで接合するしか無いそうです。
だから、第二関節のところは、動かないです。
と言われ、大黒柱はショックだったようです。
『えー、動かないのか~?』と思ったが、後のことは考えられなかったようです。
でも、後で大切なものを失ったのだと気づくような予感だけは感じていました。
さらに、「第一関節はうまく神経を繋げれば、曲がるようになるけど、傷口が斜めに大きいので接合手術をしてみないとわからないですね」と、希望が少し持てる話を医者がしてくれました。
「その前に、うっ血が無いように昇りの静脈と降りの静脈がスムーズに流れるように、確実に接合できないとだめですけど」と落語の落ちのような話しをした。
ベテランの医者が若い医者に指示していました。
ベテランの医者が「すぐに手術をしますので、入院と手術の手続きをしてください」と妻に言っている。
妻は、申請書類や同意書に必要事項を記入している。
「では、患者さんは、すぐに指の接合手術を行いますので、このまま手術室にいきましょう」と看護師。
妻が書き終わるのを待っていようとした大黒柱に、看護師は急がすように言った。
さっきまでは、あんなに待たしておきながら…。
今度は急いでくださいと言うのはどう言うこと!
大黒柱の思いとは無関係に、催促されて連れて行かれてしまいます。
「患者さんは、車椅子に乗ってください」「2階の手術室まで行きますから」と看護師。
看護師に押してもらい、外来の診察室から車椅子に乗って出るのは、何となく注目を集めているようでした。
気分は、気持ち良いのが半分、恥ずかしいのが半分でした。
そんな余裕を感じている場合ではありませんが、今更慌てても指には影響しないだろうと感じていた。
あんなに待たされたんだから…。
でも、看護師の押す車椅子のスピードが速いので、すぐに患者達からエレベータの中に移動してしまいました。
もう少しゆっくりでも良かったのに…。
車椅子を看護師に押してもらいながら、エレベータで2回の手術室まで行った。
「僕」の場合は、第二関節の部分を斜めに数ミリの幅で切り取られているので、関節はつくれないから、曲げたままで接合するしか無いそうです。
だから、第二関節のところは、動かないです。
と言われ、大黒柱はショックだったようです。
『えー、動かないのか~?』と思ったが、後のことは考えられなかったようです。
でも、後で大切なものを失ったのだと気づくような予感だけは感じていました。
さらに、「第一関節はうまく神経を繋げれば、曲がるようになるけど、傷口が斜めに大きいので接合手術をしてみないとわからないですね」と、希望が少し持てる話を医者がしてくれました。
「その前に、うっ血が無いように昇りの静脈と降りの静脈がスムーズに流れるように、確実に接合できないとだめですけど」と落語の落ちのような話しをした。
ベテランの医者が若い医者に指示していました。
ベテランの医者が「すぐに手術をしますので、入院と手術の手続きをしてください」と妻に言っている。
妻は、申請書類や同意書に必要事項を記入している。
「では、患者さんは、すぐに指の接合手術を行いますので、このまま手術室にいきましょう」と看護師。
妻が書き終わるのを待っていようとした大黒柱に、看護師は急がすように言った。
さっきまでは、あんなに待たしておきながら…。
今度は急いでくださいと言うのはどう言うこと!
大黒柱の思いとは無関係に、催促されて連れて行かれてしまいます。
「患者さんは、車椅子に乗ってください」「2階の手術室まで行きますから」と看護師。
看護師に押してもらい、外来の診察室から車椅子に乗って出るのは、何となく注目を集めているようでした。
気分は、気持ち良いのが半分、恥ずかしいのが半分でした。
そんな余裕を感じている場合ではありませんが、今更慌てても指には影響しないだろうと感じていた。
あんなに待たされたんだから…。
でも、看護師の押す車椅子のスピードが速いので、すぐに患者達からエレベータの中に移動してしまいました。
もう少しゆっくりでも良かったのに…。
車椅子を看護師に押してもらいながら、エレベータで2回の手術室まで行った。