守神と大黒柱と示指?

5.妻の夢の実現に向かって

妻の夢の実現に向かって、具体的に準備を進めていく。

大黒柱の会社では、勤続年数に応じて役職や人事考課を加味したポイントを毎年計算しておき、そのポイントにベースの金額を掛けて退職金を一時金で支払っていた。

その計算で一番大きく影響するのは、自己都合か会社都合かで70%と100%に規定されているので、30%もの差がでてきてしまう。

自己都合の場合は、自分の都合で退社するのだから、退社するまでの期間までの退職金計算で算出された額の×70%と言うことになる。

一方、会社都合の場合は、希望退職を募る場合とか、定年で退職する場合が多いが、その勤続までに蓄積したポイントで退職金が計算され×100%になる。

だから、自己都合だろうが会社都合だろうが、言葉は違うが、自由に退職して、退職金を貰うことができたのが。

最近、その退職金制度も変更され、会社を退職をしても60歳を過ぎないと退職金が貰えない制度になったため、妻の夢を早く叶えたいと思って、早期退職しようと思っても、退職はできても退職金は60歳を過ぎるまで貰えない。

だから、退職金が手に入るのは、61歳と考えてよう。

退職金が手に入って、テントむしを購入して、1年間は準備期間として何度かプチ旅をしながら、オプション品等の設備購入などの検討もする。

収納も色々場所を変たり、ベットで寝てみないと寝心地が解らないので、「あれっ、冷蔵庫はあったか?」等、試してみないと何とも言えない。

そうすると出発は、62歳になってからということになる。

今、大黒柱は56歳だから6年後~7年後に出発することになる。

会社では、給与は半分になるが、定年後の勤務延長制度もあるので、62歳まで延長するように考えておこう。

これは、会社側が大黒柱の必要性を認めた場合だけ可能であって、ダメなら60歳を過ぎで退職することになる。

税金が翌年に課税されるので、そこで散財するのは得策では無い。

以上の内容でスケジュール化をすると。

60歳~61歳で退職金を手に入れる。

61歳でキャンピングカーを購入。

61歳~62歳でプチ旅しながら準備。

62歳~63歳で準備完了次第で出発!

このスケジュールで頑張ろう!「おーっ!」と大黒柱が、一人言う。
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