守神と大黒柱と示指?
第4章・形成外科の入院生活

1.入院病棟に移動!

翌朝、大黒柱は、ベッドの上で目が覚めた。

夢ではなかったのか、ベッドから起き上がれないので、病室が見れないけれど。

4人部屋なので、大黒柱以外で3人の患者がいるはずですが、詳しい状況は元気になってから確認します。

妻が「よろしくお願いします!」と3回言っているので、病室は満員なのだと思う。

しかし、当分起きられそうも無いと直感しました。

ベッドに仰向けに寝て、両手は点滴用の支柱に縛られ、右手に点滴、左手は血で真っ赤になった大量の包帯。

動けない…。

今は、寝ているしかないのだ。

点滴で栄養を補充しているので、食事をする必要も無いらしい。

先生が病室に来て「手術は終りましたが、血流が滞るようなら再手術もあります」

「当分は、このまま様子を見ましょう」、「毎日点滴を打ちますので、頑張ってください」と言った。

病院内での生活範囲は、当分はベッドの上だけです。

だから、ベッドから降りないようにしてください。

お昼からは、食事を健康な方用のものを出しておきます。

当分はベッドから降りられないので良いのですが、調子が良くなったからと言ってタバコを吸いに行く人がいます。

病院内はすべて禁煙なので、この際禁煙にしていただきたい。

「きっぱり禁煙してください」と、迫力のある説得を受けて、ただ絶句!

これから神経を成長させるのに薬を飲んで貰いますが、健康な人が1日に3回服用して0.5mm以下の成長しかしないのに、タバコを吸ったら毛細血管が萎むので、下手をしたら接合した指が壊死する場合もあります。

と医者に脅されました。

何とかタバコは止めないと…。

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