守神と大黒柱と示指?

3.固定治具と包帯の左手!

いよいよ、仕事に復帰!

通勤は、上司にお願いしてシフト勤務で遅らせて出勤させて貰っている。

そうしないと満員電車に怖くて乗れない。

電車の揺れで人が動く時に、全員がこの指に向かってくるような気がする。

でも、本当に向かってくることは、無いと思っていても、まだまだ怖い!

少しでも、指に何かに触ると感覚を学習している段階なので、その感覚は単純に痛いということしか伝えられないのだと思う。

だから、少しでも触ると過剰反応をしてしまうのだ。

また、手を腰よりも下げるととんでもない痛みが…。

電車に乗る時には、周りに威圧感を与えるような素振りをしたり、相当な危機感を持って乗ったり、降りる時には人の流れに逆らわないようにしなければならないので、毎日の通勤だけで精神的にクタクタに疲れる。

それに比べれば、机の上に腕を置くくらい問題ないので、パソコンにむかってキーボードでの仕事は大丈夫だった。

但し、左手は人差し指を外して、親指・中指・薬指・小指を使ってブラインドタッチをしようとしても、ミスの連続!

人差し指と中指の動きの差の0.数秒が右手に比較して遅れるので、ミスの連続に繋がっていると思う。

だから、見直しも入れて以前と比較すると半分くらいのスピードにダウンしてしまった。

しかし、一番重要なのは頭の中のアイディアだけど。

やっぱり、頭の中は空っぽだ。

新しい情報を吸収しないと…。

朝、出勤時間が遅くなる理由は?

毎朝、治療のための薬は、チューブに入っているのでフタを歯で挟んでから、チューブを右に回してフタを開ける。

薬が出てしまえば右手だけでも塗るのは簡単なんだけど。

事前に包帯は丸めておき、右手と口を使ってゆっくり巻いていく。

急いで、巻こうとして手が離れてしまったら、もう一度包帯を丸めるところからやり直す。

最初は、包帯を丸めるのを妻がやってくれましたが、すぐに失敗するので「丸めるのもリハビリだから自分でやりなさい」と言われたが、泣きたくなるほど細かなことができない。

以前ならやってくれない妻に怒って「やってくれないんならいいよ!」と言って家を出た行っていただろう。

リハビリなのか、虐めなのかどっちだろうと考える。

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