守神と大黒柱と示指?

5.怖い糖尿病!

ここの病棟はコントロール入院なので、食事や運動の自分でコントロールできるように3週間で訓練するプログラムなのだ。

だから、形成外科で見たような足を切ると脅されたり、踵の肉が無くなっていたり、失明をしていたりしている人は、コントロールできなかった人なのか?

年齢的には大黒柱と同年代か上の男性か、女性はしたの方が多いように思う。

大抵が、肥満の人は少なく、細ーくなっている人の方が多いが、動きには切れがが見れなかった。

朝のラジオ体操の時、若い女の子が一人で、一生懸命体を動かしていたので、気になっ
た。

血糖値検査の時間は、男と女では時間をずらしていて、注射をするところは仕切り板で見えないように配慮していました。

それで、彼女とはラジオ体操の時にしか会わなかったのだ。

大黒柱は、」何で糖尿病患者の中に、元気の良い若い女の子が居るんだろう」と思いながら、2~3日過ぎてしまった。

その若い彼女のことを聞くため、例の30代の彼女を見つけ、どうして彼女がここにいるのか教えてもらった。

彼女は、体内ではインスリンが生産できない病気になってしまい、血糖オーバーになって倒れて救急車で運ばれてきたらしい。

彼女は、若年性の非常に珍しい病気で、一生インスリン注射を離せなくなったのだそうだ。

針で指を傷つけ、血を出し、血糖値の数値を計測器で確認し、インスリン注射の量を調整しながら、インスリン注射をうつ。

この動作を3食の度に一生継続しなければならない点も怖い病気で、忘れると倒れる恐れがある。

今回のように救急車で病院に運ばれてくることになる。

彼女のように、病気はどんどん若い時から発症するようになってきた。

食生活に関係するのだろうか?

ストレスに関係するのだろうか?

地球環境に関係するのだろうか?

なかなか難しいものが潜んでいる。

病気に興味が出てきたのは、年をとった証拠だろうか?

自分が大事になってきたのだろう。

大黒柱の子供達も早く結婚したり、独り立ちした方が良いのに、その形跡も無いのは困ってしまう。

親として、何歳まで親の責任があるのか分からないが、この家から旅立つか、別な城を持つところまでくれば良いだろう。

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