守神と大黒柱と示指?
第9章・消えた守り神
1.奪われた楽しみ?
まだ、左手の指は完治はしていない。
毎日、左手を庇いながらの通勤にも、慣れてきたので電車の中で逃げることができるようになった。
逆に、庇いすぎて使わなくなると他の指よりも細くなり、バランスが悪くなるので適度に使わないとね!
退院後は、通勤中の疲労感は相当に大きいので、休みの日はできるだけ出掛けないようになった。
休みの日に、ボーツとしながら、部屋にいた。
妻は、友達と飲み会に行ったので、この時間は大黒柱一人だった。
一人で、今までの生活の中で、何ができなくなったのだろう。
指の切断が原因で、趣味の江戸和竿づくりと1日に60本吸っていたタバコが全面禁煙となった。
後は、糖尿病が原因で好きなものを好きなだけ食べる、死ぬほど飲む酒、デザートなどの甘いものが相当な制限を受けた。
など根本的な楽しみが無くなった!
守り神がいてくれたら、指を切断する事故も起きずに済んでいたかも知れない。
と、思うと八つ当たりだとわかっていても怒りが増してきた。
ぼんやりと守り神が目の前に浮かび上がってきた。
守り神の姿が見えたことに、大黒柱は驚いているが文句止まらなかった。
「楽しみが無くなったのは、誰の責任だ!」と大黒柱。
「誰の責任ということなら、大黒柱じゃろう」と守り神が宥めようとしている。
「楽しみが無い人生なんて生きていても仕方が無い」と激怒する大黒柱。
「まあ、そんなに大それたことを考えないで、そのうち良いことがあるから頑張れ!」と守り神が励ました。
大黒柱の怒りが増す度に、守り神がはっきり見えてくる。
「守り神だか何だか知らないが、消えてしまえ!」とさらに激怒する大黒柱。
「今、消えなくとも時間がくれば消えるのでのう」と守り神が寂しく言う。
「この家から、出て行ってくれ!」と切れた大黒柱。
「わしが、消えたらここに守り神は来ない!」ときっぱりした口調で守り神が言った。
大黒柱には、守り神がはっきり見えた。
大黒柱が見た守り神は、以外に小さかったので、大黒柱は怯まなかったのだろう。
これが、巨人だったり、外人顔だったら文句も止めたのだろうけど。
毎日、左手を庇いながらの通勤にも、慣れてきたので電車の中で逃げることができるようになった。
逆に、庇いすぎて使わなくなると他の指よりも細くなり、バランスが悪くなるので適度に使わないとね!
退院後は、通勤中の疲労感は相当に大きいので、休みの日はできるだけ出掛けないようになった。
休みの日に、ボーツとしながら、部屋にいた。
妻は、友達と飲み会に行ったので、この時間は大黒柱一人だった。
一人で、今までの生活の中で、何ができなくなったのだろう。
指の切断が原因で、趣味の江戸和竿づくりと1日に60本吸っていたタバコが全面禁煙となった。
後は、糖尿病が原因で好きなものを好きなだけ食べる、死ぬほど飲む酒、デザートなどの甘いものが相当な制限を受けた。
など根本的な楽しみが無くなった!
守り神がいてくれたら、指を切断する事故も起きずに済んでいたかも知れない。
と、思うと八つ当たりだとわかっていても怒りが増してきた。
ぼんやりと守り神が目の前に浮かび上がってきた。
守り神の姿が見えたことに、大黒柱は驚いているが文句止まらなかった。
「楽しみが無くなったのは、誰の責任だ!」と大黒柱。
「誰の責任ということなら、大黒柱じゃろう」と守り神が宥めようとしている。
「楽しみが無い人生なんて生きていても仕方が無い」と激怒する大黒柱。
「まあ、そんなに大それたことを考えないで、そのうち良いことがあるから頑張れ!」と守り神が励ました。
大黒柱の怒りが増す度に、守り神がはっきり見えてくる。
「守り神だか何だか知らないが、消えてしまえ!」とさらに激怒する大黒柱。
「今、消えなくとも時間がくれば消えるのでのう」と守り神が寂しく言う。
「この家から、出て行ってくれ!」と切れた大黒柱。
「わしが、消えたらここに守り神は来ない!」ときっぱりした口調で守り神が言った。
大黒柱には、守り神がはっきり見えた。
大黒柱が見た守り神は、以外に小さかったので、大黒柱は怯まなかったのだろう。
これが、巨人だったり、外人顔だったら文句も止めたのだろうけど。