❁お前だけしか、好きにならない❁




「逢坂って、覚えがいいんだな」




そう褒められて、舞い上がる私




「///そうなのかな?でも、ありがと!」




「お、お前マジでそれやめろって////」




え?何を?いきなり真っ赤になる那月くん
どうしたんだろう?私何かした?





「お前、上目遣いしてるって///」





「え?うそ!」




そんな事してる自覚が全く無かった



でも、あそこまで真っ赤になる那月くんを初めて見た気がする




「ほ、ほら、次この問題解いて」




真っ赤になった顔を隠すかのように話を
逸らし始める




……で、できた!




「できたよ!これであってる?」




「あ、ああ」





「やっぱり、逢坂は覚えがいいんだな
これ、難問なのに解けてる頑張ったな///」




那月くんが、ほ、褒めてくれた!!




「あ、ありがとう////」




「照れんなよ、こっちまで照れる////」




そんな時間も、すぐに過ぎてしまいもう
6時を過ぎていた





「もう、6時だ……」





「もう、そんな時間か……送ってくよ」





「え?悪いし、いいよ!」




「……ダメ」





「……わかった////」





那月くんがそんな事言うと可愛くて
分かったと言うしか無かった




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