❁お前だけしか、好きにならない❁




そういって、手を引かれてその場から離れる私達




「あ、あの、那月くん」




途中で止まる私




「……ごめん」





「え?」





「俺なんかよりアイツと行きたかった?」




顔が曇り、心配そうに聞く那月くん





「ううん、そんな事ないよ。」





「……夏祭り、一緒に行こ」





もちろん返事は……





「うん!楽しみにしてるね!」




「ん、約束な//」




少し顔が赤くなった那月くんを見て私も
赤くなる




でも、凄く凄く嬉しかった




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