❁お前だけしか、好きにならない❁



でも、逢坂を見てみると凄く寂しそうにしていた




「……ついて来い」





そう言って、行った場所は、俺が小さい頃によく遊んだ公園




俺達は、ベンチに座った





「なんで元気ないの」さ





何となく思ってたことを聞いてみた




「え!そ、そうかな?」




そんなに噛んでたらバレバレだ




嘘つけないみたいだな。何となく理由は分かるけど




「お前の双子の姉が来てから元気ないな」




そう言うと少し悲しそうな顔をした




あたりか?




「……うん。あれから全く話せなくて」




「俺のせい?」




「ううん、私がいけなかったの」




「そ」




「……」




「……」




やっぱ、俺のせいだろ
でも、




「悪いと思うなら謝れば」





「謝ろうと思ったけど、なかなか言えなくて……」




「しっかり、目を見て話せば許してくれると思うけど」





「ありがとう!那月くん!仲直りしてみる!」




逢坂を見ていると、何故か優しくしてしまう




基本、俺は女子と関わらないようにしている




なのに、なんで……








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