❁お前だけしか、好きにならない❁
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トントン
「なに?」
明らかにイラついている萌南の声
「話があるの。入るね」
そう言って、萌南の返事を待たずに部屋に入った
「なんか用なの?早く出て欲しいんだけど」
冷たい声だった
「萌南、ごめんね。私が悪いよね?私がしっかり自分の気持ち言わないからこうなったんだよね?私、萌南と違ってバカだから、
自分の気持ちにすぐ気づけないし、萌南を傷つけちゃった。本当にごめんね。」
ポロッと涙が落ちた
「……なんで?」
「え?」
「……なんで、萌愛が謝るの?私が、萌愛に
無理やり、協力させたんだもん。私が悪いんだよ。私はさ、1つに集中すると、ほかの事が見えなくなっちゃうから、萌愛の気持ちを、全く考えていなかった。私こそ、ごめんね。」
「そんな事ないよ!萌南優しいもん」
「萌愛〜!ありがとう!」
2人で、泣いた