❁お前だけしか、好きにならない❁



それから、特に話すことがなくて那月くんとは何日か話してない





それに、那月くんって顔いいし、頭もいいから、クラスの女子が集まっている




「那月く〜ん!勉強教えてー!」





「……めんどい、教えない」





「えーー、また?今度教えてよー?」




これは毎日聞く会話




クラスの女子には教えてないけど、私は教えてもらったことを思い出すと、私だけ
特別なんだと、つい思ってしまう




そんな事はないはずなのに……





ガラガラッ




「おーい、席つけー」




担任が入ってきた





「今日、文化祭の実行委員決めることになっているんだ。誰がやってくれないか?各クラス1人ずつだそうだ」




「誰もいないのかー?」




「あっ、私やります!」




誰もいないなら、私がやろっかな




みんな部活忙しいだろうし部活入ってなくて、どうせ暇だから




「じゃあ、逢坂頼むなー」




「はい!」




「今日、放課後早速集まりがあるらしいから
行ってこいよ」




「あっ、はい」




早速仕事かー




頑張ろ!




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