❁お前だけしか、好きにならない❁




帰り道、いつもは1人の道のりを私は何故か今日会ったばかりの隣のクラスの男子と帰っている





「萌愛ちゃんさー、帰り道いつも1人なの?」




「え、うん。そうだけど、どうして?」




「そっかー、でも萌愛ちゃん可愛いから気をつけなよ?」





「えっ!?そんなに気をつけなくても
私、ブスだから大丈夫だよ!」





「どこがブスなの?すっごく可愛いよ?」




「そ、そんなわけないよ!篠崎くんは、
カッコイイかもしれないけど……」




「へー、俺のことカッコイイと思ってくれてるんだ。」




ニヤッと笑う篠崎くん




「あっ、あのっ、ここ家なんでまた明日ね!送ってくれてありがとう!」




そう言って、家の中に入った




「萌愛ちゃんかー、面白い子だな
俺、気に入っちゃった」




篠崎くんがそう呟いていた事に気がつかなかった





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