❁お前だけしか、好きにならない❁




休み時間




いつものように琴音と話していると、




教室のドアが騒がしくなった




「逢坂さーん、篠崎くんに呼ばれてるよー」




何の話だろう?




凄く行きづらい




「篠崎くん、話ってなに?」




「あー、今日実行委員一緒に行かない?」




「あっ、うん、分かった。いいよ」




それをわざわざ言いに来てくれたのかな?




ちょっと申し訳ないな




「じゃあ、また放課後な!」




嵐のように来て去っていった




騒がしかった廊下も、今は静かになっている




なんだったんだろうなー




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