うちのお姫様はお祓い様。
自分の部屋で部屋着に着替え終わったあと、離れにいるお爺ちゃんを呼びに行く。



「お爺ちゃん」


「やっときたか、澪。」



お爺ちゃんの部屋に声をかけるとすぐにお爺ちゃんは部屋から出てきた。



「菖蒲の妖気がやけに強かったからの。何かあったんじゃろ?」



さすがは現一家最強陰陽師。
なにがあったかはお見通しみたいだ。
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