うちのお姫様はお祓い様。
「安倍さんっ、大丈夫?!」


「澪っ、、、!!」


「澪ちゃん!」



力が抜けて倒れ込みそうになった私を、すぐさま駆け寄ってきた会長が支えてくれる。



「澪、まだ終わってはいないぞ。」


「はい、お爺様。」



会長に体を支えられたままだが、まだ終わらない。
最後に完全に力を取り込むために舞を舞わなければいけないのだ。
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