うちのお姫様はお祓い様。
そのまま俺はあの時は自分より少し背の高い見知らぬ女の子に手を引かれて見知らぬ街を全力疾走した。



『Hey,Please stop!!!(ねぇ止まって!!!)』



ある程度走ると、後ろから追い掛けていた妖怪も諦めてついてこなくなった。

でも、まだまだ走り続けている女の子の手を次は逆に自分が引っ張った。



『What??(何??)』



すると澪は少し息を切れさせて怒ったように言った。


『DO you see a specter, too?(君も妖怪が見えるの?)』



自分が知っている限りの英語で必死に澪と意思疎通を図ろうとした。
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