うちのお姫様はお祓い様。
胃の中にあるのものを全て出してしまい、なんとか楽になって口をゆすいでトイレを出た。



「なんや、副作用やろ、澪。」


「そうみたい。」


「、、、今止めても澪は学園行く言うやろ思うしもう止めへんわ。
わいの背中に乗り。連れてってやるさかい。
今は無理せんどき」


「うん、分かった」



菖蒲はそう言うとすぐに霊力を解放し、本来の犬神の姿に戻って背中に私を乗せて学園の旧校舎まで運んでくれた。
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