うちのお姫様はお祓い様。
「えっ…うそごめん?痛かった?…っん」



やりすぎた、私は力加減ができないのに。
これだからダメなんだ。



手を重ねながら、大丈夫?と顔を覗き込むと千里君は



「隙ありっ!」



とニヤッと笑ってもう一度私にキスを落としたのだ。




「~~~っ!!!なんでっ、また?!」


「騙される方が悪いんだよ。ほら、変装解こうか。」
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