うちのお姫様はお祓い様。
「えっと、、、あの」

「分からないならハッキリ言いなさい、天川」

「わ、分かりません」

雅姫が悔しそうに答えるのをみて、さすがに黙ってはいられない。

「先生、その問題、問題自体が成立しないようになってます。」

「なに?」

小林先生は眉をひそめ、声のトーンを落とす。

「その数字で問題作ってしまうと答えが出ないんです
だから、その2って書いてあるところを3とか5の奇数にしするべきだと思うんですけど、いかがでしょうか?」
< 30 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop