うちのお姫様はお祓い様。
「菖蒲、もう今日は学園見回って帰ろうか」


「りょーかいやで御主人!」



大体いつも街のパトロールは10分ぐらいですむ。
でもまぁ菖蒲が言ったとおり人間に害のない下級妖怪しかいないのだが笑



「着いたで澪-!はよ行ってき!」


「うん、菖蒲も外よろしくね」


学園内は私、学園外は菖蒲で役割分担している

夜の学園の中は普段と違い薄気味悪いが怖くはない。


なんたって、、、「澪-!」


「柊(ひいらぎ)!」


私の名前を叫びながら抱き付いてきたのは下級妖怪の柊。

私がお護り様として働き始めた頃から懐いてくれている可愛い子鬼の妖怪だ。

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