うちのお姫様はお祓い様。
とりあえず走って、目に入った空き教室に入る。



「あの、今朝の人、ですよね?」



ここでやっと初めて相手の人の顔を見た。


男の子なのにぱっちり二重、きめの細かい肌、猫っ毛のさらさらとした茶パツ。


まさに、美青年、イケメンという人だった。
だけど、その顔には見覚えがあって…




まさか、その相手が


「君は、3組の安倍澪さん、だよね?
僕に何か用事でも?」







学園中の憧れの生徒会長、藤原千里だったなんて
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