うちのお姫様はお祓い様。
うぅ…イケメンって眩しい



「本当に大丈夫だよ。事故だったし、気にしないで?
それより、眼鏡ちょっとズレちゃったね」


「え、あぁ…」


「ちょっと失礼。」



と、お辞儀をしてずれた眼鏡をなおそうと、顔に手を延ばし、眼鏡を外してくれる。



「あ、度々すみません。」



すると、生徒会長は元から大きいお目々をさらに大きくして、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしている。



「あの、どうかしましたか?」


「こんな展開とかってあるのかよ…(ボソッ)」


「え?」



会長の顔を見て聞き返すと、会長の顔が赤く染まった



「ねぇ、安倍さんって実はすごく美人なんだね。
そんなマンガみたいな眼鏡とか、まさか変装?」



甘い言葉に乗せてなかなか勘が鋭い生徒会長。



「変装だなんてそんな…
目が悪くて、普通に眼鏡かけてるだけですよ?」


「そんな普通の高校生が変装する理由なんて、あるのかな?」



だから変装だなんて言った覚えないのに!
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