いきなり花嫁とか、ふざけんなです。
ここは、エゼナのお城だそうです
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
「むぅ。」
運動したわけでもないのに、なんかどっと疲れました。
朝起きた部屋に帰され、ソファーにダイブなうです。
ついでに、置いてあったレースの着いたクッションに、顔をうずめておきます。
「あぁ~~。」
帰りたい。
帰って、視察をやりたい。
せっかく、時期領主としての初めてのお仕事だったのに。
それなのに、やり遂げるところか、いつの間にかこんなところに捕まってしまうなんて。
わけのわからない人に、初めての唇付けを奪われそうになるなんて。
しかも、求婚されるなんて。
想定の斜め上どころか、4次元のど真ん中に放り出された気分です。
頭が追いつきません。
父さまと母さま、心配しているでしょうか……?
昨日の夜は、
「親がいないぜ、ひゃっはー!」
な気分だったのに、今ではとても両親が恋しいです……。
「帰りたい……。」
逃げちゃいましょうか。
逃亡するのです。
チラッと窓を見ます。
……ベッドのシーツを破いて繋ぎ合わせれば、下まで降りられるでしょうか。
と、いうことでソファーから身を起こし、窓を開けて下を覗いて……
ひゅ~~~~。
……うぉぅ、風が強い。
そして、肝心な高さは。
「…………。」
パタン。
窓を閉めます。
つまり、そういう高さです。
高所恐怖症の私が、下をみたことを後悔するような高さですよっ!!
ちくしょーです!!
まったく、なんてところに閉じ込めるんですかっ!!
「今度顔を見たら、張り手じゃ済ましませんよ!!」
グーで殴ります。
グーパンです!!
シュッ、シュッ!
思わず、その場でシャドーボクシング。
ボッコボコにしてやりますよ!
「ちょっ、それは勘弁してやってやれよ、お嬢。」
「いーえ、彼にはサウンドバックになってもらうのです!」
ん………?
あれ?
「…………って!!」
なんで後ろから声がするのですかっ!?
振り返ると。
「よっ。さっきぶりだな。」
腕を組んで壁に寄りかかる、長身の赤髪男。
その顔は、にこやかに笑っています。
「ソルデさん!?」
なんで、ここに!?
というか、扉の開く気配がしなかったのですが!?
「むぅ。」
運動したわけでもないのに、なんかどっと疲れました。
朝起きた部屋に帰され、ソファーにダイブなうです。
ついでに、置いてあったレースの着いたクッションに、顔をうずめておきます。
「あぁ~~。」
帰りたい。
帰って、視察をやりたい。
せっかく、時期領主としての初めてのお仕事だったのに。
それなのに、やり遂げるところか、いつの間にかこんなところに捕まってしまうなんて。
わけのわからない人に、初めての唇付けを奪われそうになるなんて。
しかも、求婚されるなんて。
想定の斜め上どころか、4次元のど真ん中に放り出された気分です。
頭が追いつきません。
父さまと母さま、心配しているでしょうか……?
昨日の夜は、
「親がいないぜ、ひゃっはー!」
な気分だったのに、今ではとても両親が恋しいです……。
「帰りたい……。」
逃げちゃいましょうか。
逃亡するのです。
チラッと窓を見ます。
……ベッドのシーツを破いて繋ぎ合わせれば、下まで降りられるでしょうか。
と、いうことでソファーから身を起こし、窓を開けて下を覗いて……
ひゅ~~~~。
……うぉぅ、風が強い。
そして、肝心な高さは。
「…………。」
パタン。
窓を閉めます。
つまり、そういう高さです。
高所恐怖症の私が、下をみたことを後悔するような高さですよっ!!
ちくしょーです!!
まったく、なんてところに閉じ込めるんですかっ!!
「今度顔を見たら、張り手じゃ済ましませんよ!!」
グーで殴ります。
グーパンです!!
シュッ、シュッ!
思わず、その場でシャドーボクシング。
ボッコボコにしてやりますよ!
「ちょっ、それは勘弁してやってやれよ、お嬢。」
「いーえ、彼にはサウンドバックになってもらうのです!」
ん………?
あれ?
「…………って!!」
なんで後ろから声がするのですかっ!?
振り返ると。
「よっ。さっきぶりだな。」
腕を組んで壁に寄りかかる、長身の赤髪男。
その顔は、にこやかに笑っています。
「ソルデさん!?」
なんで、ここに!?
というか、扉の開く気配がしなかったのですが!?