【完】私の甘い彼氏様
「ってことで、ちょっと早いけど誕生日おめでと、美亜」
碧がその言葉と共に渡してくれたのは
「ブレスレット!」
ピンクのチェーンにお花や小さなハートがいっぱいついてるブレスレット。
可愛い!
「付けて見てもいい?」
「うん。俺が付けてやる」
碧がいうので私は碧に左手を差し出す。
「よし!できた」
碧が付けてくれたそれを、もう一度見る。
やっぱり可愛い。
それに、碧が私のために選んでくれたことが何より嬉しい。
これを一人で買っている碧を想像すると嬉しくなる。
「可愛い!ありがとう!碧!」
「ん。おめでと。好きだよ。美亜」
きゅん
碧が私に優しく笑うから胸が鳴った。
「うん!」
私は碧に私も好きだってまだ返せない。
でも、気持ちに答えたいと思ってる。