【完】私の甘い彼氏様





はぁ。

私は幸せ者だね。


かっこいい彼氏に愛されて。



私もきっと碧の事好きになれる。

なれる、絶対。





「美亜?」





碧が私の名前を呼んだのでやっと私の元に戻ってきた私の魂。






「どうしたんだ?」



「なんでもないよっ!」



「そうか?」





碧が納得してくれてよかった。

信じてくれなかったら絶対に心配心配言って私の気持ちを言いかねないもん。





「そういえばさ、」


「ん?」


「今日早紀大丈夫だった?」





今日早紀ちゃんは体育の時間大袈裟にズコーンと転けた。





「見てたの?」



「おう、たまたま」





ふぅん…早紀ちゃんの事気にしてるんだ…。


ズキッ
 


ズキッってなに!

親友の事彼氏が気にしてくれてるのは良いことじゃん。


でも、早紀ちゃんと碧は……昔付き合ってたからなぁ…。

だから、まだ碧が早紀ちゃんの事好きなんじゃないかって…たまに…。






「おーい!美亜?」






そんな考えをブンブン首を横に振って否定。

碧はちゃんと私の事好きだよ!


それに、私には碧が早紀ちゃんの事好きでも何か言える権利ないもん…。





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