【完】私の甘い彼氏様





「美亜…あんま可愛いこと言うなよ…」




暗闇でも分かるくらい頬が染まっている碧。

かっ…可愛い…。




「じゃあさ、本当に翔大の事は好きじゃねーんだよな?」


「うん!」




私が好きなのは碧だよとは、まだ言えないけど…。

でも、絶対近い内に言うから!


それまで待っててね。


と、その時…




「…ぃきゃあぁぁぁ~!!」 




林に響いたのは言うまでもなく私の叫び声。

だって、足!

足捕まれたんだもんっ!




「美亜!」


「碧~ぉ!」




驚きすぎて碧に抱きつく私。




「どうしたっ?」


「足っ!足~!!」



すると碧が私の足元をみて、背中をポンポンする。




「大丈夫だよ、よく見てみろ」




碧が言うので見てみると




「山瀬先生?」



そこには山瀬先生がいた。




「いやぁ、悪い悪い。目の前でいちゃいちゃされたから」


「いちゃっ!?」





いちゃいちゃと言う言葉と先生に聞かれていたと言うことに身震いして碧を見上げてみる。





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