【完】私の甘い彼氏様





「……ということがありまして…」





私は碧が私は翔大の事が好きなんだと勘違いしていたこと。
碧にヤキモチを妬かせるために翔大と仲良くしていたことを碧に話したこと。
碧の元カノが気になって聞いたらそれが心羽ちゃんだったことなど全てを二人に話した。


うん、なんかスッキリ。

でも、思い出すとまた悲しくなって来ちゃった…。





「「それは、心羽が悪いっ!」」




二人が声を揃えていい放った。

おお、息ぴったしだね。


二人のお陰でそこまで来ていた涙が引っ込んだ。




「もう別れたのに、今は彼女がいる碧に近づくとか、どういう神経なのよ」




早紀ちゃん、ご立腹。

でも今は心羽ちゃんをフォローする気持ちにはどうしてもなれない。


だって私もそう思っちゃったから。

元カノなのになんで碧に近づくの?って。

こんな気持ち、碧に知られたくない。





「ってかさ、早紀は知らなかったの?」




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