【完】私の甘い彼氏様
「いーのいーのっ!」
「気にしないでっ!勉強なら翔大に教えてもらうから」
翔大くん…ごめんなさい…。
そして、二人もごめんね。
でもありがとう。
心のなかで呟いた。
二人は急かしたりとかしないけど、気になるよね。
私がなんでこんな顔なのか。
なんて泣いてるのか。
親身になって聞いてくれるから、きっとわたし以上に悲しんだり、怒ったりしてくれる。
だからこそ言いたくなかった。
ただ、心配かけてるのに訳を話さないわけにはいかない。
「実はね…」
たまに泣いちゃったり、言葉に詰まったりもしながら昨日あった事やメールのこととさっきのことを話す。