【完】私の甘い彼氏様




「いーのいーのっ!」


「気にしないでっ!勉強なら翔大に教えてもらうから」





翔大くん…ごめんなさい…。


そして、二人もごめんね。
でもありがとう。 

心のなかで呟いた。



二人は急かしたりとかしないけど、気になるよね。

私がなんでこんな顔なのか。

なんて泣いてるのか。


親身になって聞いてくれるから、きっとわたし以上に悲しんだり、怒ったりしてくれる。

だからこそ言いたくなかった。


ただ、心配かけてるのに訳を話さないわけにはいかない。





「実はね…」





たまに泣いちゃったり、言葉に詰まったりもしながら昨日あった事やメールのこととさっきのことを話す。




< 166 / 387 >

この作品をシェア

pagetop